【読書】「弱いリーダー」が会社を救う 井上健一郎
普段から良く聴いているPodcast番組に出ておられるコンサルタントの著作だ。
サーバントリーダーシップの本とGIVE&TAKEという本を思い出した。

- 作者: 金井壽宏,池田守男
- 出版社/メーカー: かんき出版
- 発売日: 2007/11/05
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
- 購入: 8人 クリック: 28回
- この商品を含むブログ (13件) を見る

GIVE & TAKE 「与える人」こそ成功する時代 (単行本)
- 作者: アダムグラント,楠木建
- 出版社/メーカー: 三笠書房
- 発売日: 2014/01/10
- メディア: ハードカバー
- この商品を含むブログ (8件) を見る
この二つの本にはかなり勇気づけられたし、僕のマネジメントスタイルというかリーダーシップスタイルはまさにこの二冊の本がベースになっている。ただし仏教的な要素もあるPodcastから参考にさせてもらっている。
そうしたものを混ぜてエッセンスだけ取り出したのがこの本と言ってもいいかもしれない。
世の中にはリーダーになりたくてなったわけじゃないという人が結構いると思う。一般的なイメージとしてのリーダー像との乖離に悩む人も多いのではないだろうか。そんな人にはこうした本が非常に役立つと思う。
ただし僕の経験上、弱いリーダーでも場面によっては強さを見せるべき時があるような気がする。ただし選びに選び抜いたポイントでそれを発揮することが重要だ。また組織のスタート時にはやはりけん引する力は必要だと思う。その際には強いリーダーシップが必要なんじゃなかろうか。
いずれにせよ安定した組織は自律している組織だと思うし、そのためにはグライダーのように最初はリーダーがぐいと引っ張って、後は任せるってことは重要な転換だと思う。
今年度はこれまでと違って少しけん引力を意識的に弱めてみている。スタッフ間の関係性の質が良い感じなので、ここから何か自律性が生まれないか少し我慢しているところである。弱いってのは結構難しいんだよね。
Life is the dancer and I am the dance.