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【読書】労働時間革命 残業削減で業績向上!その仕組みが分かる 小室淑恵

 

労働時間革命   残業削減で業績向上! その仕組みが分かる

労働時間革命 残業削減で業績向上! その仕組みが分かる

 

 

労務管理で来年度の残業を今以上に減らしたいと考えている。一般企業に比べれば、元々残業などは少ない部類に入る職場だが、それでも働く事に関してダラけた感じがずっと続いてきた職場文化だった。

 

まずはコスト意識が全くなかった。その辺から入っていき、いくら医療現場だからと言って、いくら専門技術者だからと言って、それを理由にダラダラと仕事するのは学生と精神構造は変わらんやろ。ということで着手した次第だ。

 

この本では著者がグロービスの動画でも紹介していた人口構造などをベースに、長時間労働がいわゆる未曽有の少子高齢化に向かう日本の経済を支える要因になるとしている。女性が活躍するにしろ、介護離職を減らすにしろ、これから労働と生活がお互いを侵食しかねない時代がやってくる。その時代に生産性を落とさないためにはどうするか。

 

僕の職場ではさほど大上段に構えた理論武装要らないが、仕事をアイデンティティにしがちな専門職に、ちょっとその辺の意識を変えてもらう必要があると考えている。というのも僕はそれぞれのスタッフの人生が、これからの時代は仕事と生活が融合していく時代だと考えているからだ。

 

まさに先日紹介したワークライフインテグレーションとかワークライフハーモニーとか、そういう概念が一般化してくる時代が来ると思っているからだ。じゃないと日本の社会は持たない。高齢者を支え切れない。経済活動が回らない。

 

医療機関は厳密的な意味では経済活動の場ではないが、社会保障の観点から言うとやはり効率化が求められる分野である。人数を減らし、効率的に患者や利用者に対応する。それにはやはり労働時間を含めた働き方の見直しが絶対に必要だ。

 

本書は著者が経営するコンサル会社がかかわったいくつかの企業における事例が豊富に紹介されている。残念なのは医療機関がなかったこと。後は大企業に絞られていたこと。色々な職種がこの世の中にはあるので、それぞれの職域で働き方は異なるだろう。

 

よってこの本の前提となる議論は賛同できても、具体的な取り組みとして僕の職場でそのまま取り入れられるかどうかはちょっと怪しい。もちろん本質的な部分では参考になる部分が多かったが、テクノロジーの導入などは部署だけではどうにもならない部分もある。

 

その中でもやはり本質的だと感じたのは、「トップの本気度」だ。この部分、結局ここに返ってくる。最後はここなのだ。トップに本気にさせる取り組みに効果的ななのは、経営者が経営者に語ることだそうだ。

 

僕の立場で自分の組織のトップをそのような場所に引きづりだすことはできるかどうか分からないが、知恵を絞ってみたい。

 

Life is the dancer and I am the dance.

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