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【読書】北欧の最新研究によるストレスがなくなる働き方 マリーネ・フリース・アナスン、マリー・キングストン

 

北欧の最新研究によるストレスがなくなる働き方

北欧の最新研究によるストレスがなくなる働き方

 

 

まず「北欧」というキーワードに引っかかったのがこの本を読んだきっかけだ。え?幸せ度ランキング上位にいつも入ってくる北欧にもストレスってあるの?そんな疑問を投げかけるタイトルで、思わず手に取ってしまった。

 

結構な量で、ストレスマネジメント系の本を結構読んでる僕にすると重複する部分も多くて飛ばし読みになった。その中でもこの本らしい部分は前半部分かなと思う。

 

特に管理職がスタッフのストレスマネジメントを行う時に、そのスタッフが今どのような状態にあるかを段階的に把握する必要性が述べられている。

 

  1. 常温段階
  2. 高温段階
  3. 過熱段階
  4. 溶解段階
  5. 燃え尽き段階

 

そしてその段階に合わせたマネジメント手法が紹介されている。こうした枠組みでストレスマネジメントを紹介してある本は今までなかったんじゃないかなあと思う。

 

いずれにしてもこれを知識として持っているだけでは全く意味がなく、いかにスタッフがどの段階に居るかを察知する必要があるというのは言うまでもない。そのために必要なのは対話対話対話である。

 

結論はそこなんだよね。たぶんきちんとスタッフの立場に立って話を聴ける対話を繰り返す人は、上のような段階付けの知識がなくてもどうするべきかマネジメントは自然に見えてくるはず。

 

僕はこの1年半ほど休職したスタッフの休職中のフォローから、復職プログラムの策定と実施まで綿密にやってきた経験がある。この1年半ほぼ毎週面談を繰り返してきたが、その中でやはり重要視したのは傾聴である。8割しゃべらせ2割オウム返し。時々自分の経験を話すこともあったけど、それに有効性を感じたことは一度もない。

 

結果的にそのスタッフは退職することになったのだが、僕自身はそれが失敗ではなくて、そのスタッフが「社会復帰」への第一歩をようやく踏み出すことができた成功だと捉えている。なぜならそのスタッフが自ら問題点を把握し、自ら自分の人生を見直し、病気と向かい合い、現実的な選択肢をすることができたからだ。

 

退職を決めたスタッフは表情が明るくなった。

 

もちろん残念ではある。人材を一人失うことになった。それに、僕が責任者になる前の様々な仕事上でのストレスから始まり、僕が責任者になってまだ自分のことで精いっぱいの頃にそれがこの本で言うところの過熱段階に入った。もう少し僕が早めに気が付いていれば何らかの対処ができたのかもしれない。

 

そういう意味でこうしたストレスマネジメントの意識を持つことがまずもって重要なのだろう。こうした感覚は経営戦略的にも重要なポイントになってくるだろう。やっぱり仕事は人生の大きな部分を占めていて、アイデンティティの問題にさえなってくる話だから。

 

Life is the dancer and I am the dance.

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