ボンヤリズム

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【読書】OPTION B 逆境、レジリエンス、そして喜び シェリル・サンドバーグ、アダムグラント

 

OPTION B(オプションB) 逆境、レジリエンス、そして喜び

OPTION B(オプションB) 逆境、レジリエンス、そして喜び

 

 

レジリエンスとは何か?その辺が知りたくて手にした本だけど、冒頭からショッキングな話でびっくり。最愛の旦那さんを失った著者がそれにどう対処していくかの道のりが、様々な知見とともに述べられている。

 

またそうしたショッキングな体験をしたケースが多く紹介されていて、正直な気持ちとして「そんなにいるのか。」とため息をつかざるを得なかった。翻って自分の妻や子供が突然死んだら、僕はどんな気持ちになるのだろう?という自問も常にせざるを得ない内容で一つ一つの話に向き合わざるを得ない内容だった。

 

僕は自律神経障害という病気から、レジリエンスに興味を持った。この数か月かなり回復傾向にあり、この本と合致する部分も多く、決して悲劇的なストレスを抱えた人だけに有効な本ではないと思う。

 

特に最初の方で触れられていた「メタ不安」の部分なんかは思い当たる節がある。不安になる自分が客観的に見てまた不安になるという具合だ。

 

僕の場合は、思考が優位に立ってしまうことが多くてその思考を止めるための手段を色々と試行錯誤するのだが、その試行錯誤が逆に自分の思考優位性を際立たせてしまうという逆効果が出たりした。

 

理屈では乗り越えられない壁があるわけだが、共通するのは諦めと受け入れの二つであり、その過程において大事なのは試行錯誤をすることである。矛盾するようだけど、それしかないと思うんだな。

 

結局、逆境から抜け出せない人は、良いことも悪いことも試行がない。試行がなければ錯誤が生まれない。錯誤の中で、あーうまくいかなかったから次はこれをしてみて、あーやっぱりこれもダメだった。という繰り返しが必要なのだ。

 

分かっていてもその繰り返しが必要なのだ。そしてある日突然来る。「まあいいか。そういうものだ。」という諦めと受け入れが。

 

個人差はあるんだろうけれど、そこにしか逆境を乗り切る術はないと思う。内容的にはつらい話が多いが、それでいて光を見せてくれる本であった。

 

Life is the dancer and I am the dance.

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