ボンヤリズム

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【読書】「本当の大人」になるための心理学 心理療法家が説く心の成熟 諸星祥彦

 

 

心理学に興味を持つ人って、大抵その人自身が何かしらの心理的問題を抱えていることが多いらしい。そんな僕も大学で一時期心理学を専攻していたことがある。

 

明らかに自分探しの一環で選んだ道だった。ところが大学で学ぶ心理学って自分探しからは程遠いところにあって、結局つまんねーなということで専攻を変えたのだが、とどのつまりはこの本が答えてくれている。

 

つまりはエゴなのである。つまりは自分中心なのである。

 

本当の大人と言った時の「大人」の定義が曖昧ではあるが、自分のことばかりを考えている間は大人になれていないという意味で未熟であり、エゴや自己中が外れた時に未熟さから解放される。それが大人らしい。

 

自分から解放されるとは、すなわちこの世の自然の流れに身を任せる。諦めるということだろう。ってそんなの仏教が言ってることと一緒じゃん!と何度も思った。

 

やっぱり仏教ってすごいね。

 

読み終わった後、いい本だったなと思った。でももし僕がこの本を20代で読んだところで全くピンときていなかっただろうなと思う。時期ってものがあると思う。

 

それが僕の場合は35歳ぐらいで来た。死にたいと思うくらいの大失敗をした時だ。で、あの時思うに僕は、この本で言われるように肉体的には死ななかったけど、エゴが死んだと思う。

 

その感覚を早くにつかめるかどうかは大きいよなあ。僕の場合それが早いのか遅いのか分からないけど、現代日本においては早い段階で気づけた部類だと思う。

 

本当に大人になるっていうのは、僕個人の感覚では二つの視点を持つことだと思う。

 

一つは事実を事実として見る視点。というのはこの世には事実しかないから。もう一つは俯瞰の視点。ビルの展望台から街並みを眺めるように自分の人生を長い時間軸と広い空間軸で見ること。

 

そうすると自分がすっと消えていく。

 

Life is the dancer and I am the dance.

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