ボンヤリズム

Life is the dancer and I am the dance.

【読書】7つの習慣(21)第二の習慣 "Begin with End in mind"(6)

  

7つの習慣-成功には原則があった!

7つの習慣-成功には原則があった!

  • 作者: スティーブン・R.コヴィー,Stephen R. Covey,ジェームススキナー,川西茂
  • 出版社/メーカー: キングベアー出版
  • 発売日: 1996/12/25
  • メディア: 単行本
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第二の習慣に時間をかけているが、それくらいこの本の中では重要な位置を占める習慣だと思っている。

 

前回の記事で僕は、ミッションステートメントを書くのはいいけど、それがEnd in mindではないということを強調して終えた。なぜならこの本が人生を語ってみたりしつつ、仕事も家庭も趣味もすべてを同じものとして扱っていることに違和感を感じるからだ。

 

人生におけるEndは死である。だからEnd in mindを考えるなら「死」について考えなければいけないが、この本では「死」についてはほとんど精査されていない。この第二章の最初にあった自分の葬式で、他者が自分のことをどう話すかを想像しようというワークがあるのみである。

 

そのレベルの話と仕事や家庭などの生活全般での話を一緒くたに話をすることは非常に違和感があるということが言いたかったのだ。目標を掲げるとか、理念を持つとか、志を持つとか、そういう意味でのEnd in mindなら話はすっきりなのだが。

 

この本で鼻につくのが過度の個人主義である。少し日本人の感覚とは違うんだろうなあという印象を持たざるを得ない。

 

人生は自分のものではない。人生は流れゆくものであって、私たちは良くも悪くも翻弄されているだけだ。制御していると思っているのなら、それは甚だしい勘違いなのだが、この本ではその辺はやはり西洋の個人主義的視点から物事を語っているため、「私」が強く前面に出ている。

 

奉仕の精神にもその性格がよく出ている。西欧の人の方が寄付金とか多いし、社会貢献をよく考えているように思えることがよくあるが、あれってその裏返しとして強い「私」があるからだとよく思う。この辺は異論もあるのかもしれないけど。

 

繰り返しになるがミッションステートメントを書くことはおすすめだ。部署のミッションステートメントを書くのもおすすめだ。いわゆる理念だよね。家族のミッションステートメントもおすすめだ。まあ僕の家族は書いてはいないけれど、妻とはいろいろな会話をする中でこの家族の在り方は確認している。

 

そうして考えると、人生には社会的な役割があるのだ。その役割毎にミッションステートメントがあるわけで、やはり人生そのものと生活ともごちゃまぜにするミッションステートメントはちょっと違うよなと思う。

 

武田鉄矢さんがやっているラジオ番組のポッドキャストで、どなたかの言葉として「分人主義」を紹介されていた。個人主義に対する言葉だ。ある個人などいない。その役割に応じて個人が存在する。だから僕らは最初からある特定のアイデンティティなどもたない存在であるということだ。

 

話は幾分それてしまった感は否めないし、僕の話の中にも矛盾は多くあるのかもしれないが、ぜひともこの第二の習慣を単に受け取るだけではなく、批判的に(非難ではなく)読んでいくことが大事だと思う。

 

言われるがままの習慣ではなく、自分のものとするために。

 

Life is the dancer and I am the dance.

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