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【読書】「上司が無能」で「部下がバカ」なのには理由がある 可兒鈴一郎

 

「上司が無能」で「部下がバカ」なのには理由がある

「上司が無能」で「部下がバカ」なのには理由がある

 

 

正直、刺激的なタイトルの意味と本の内容がどう結びつくのかよくわからない。本書のメインは北欧企業のマネジメントスタイルの話だ。

 

ただ北欧だからすごいマネジメントが可能だというわけではなくて、こうしたマネジメント論ってすでにあるんでは?というのが読みながらの感想。特別北欧と日本やアメリカを意識的に比較する必要があるのかは疑問符だった。

 

成長する企業にはそれなりのスタイルがあって、それは国の文化や風土なんかにも影響はされるだろう。仕方のない話だ。日本にも日本式でいい企業はあるだろうし、アメリカにもそんな企業たくさんある。

 

なのでマネジメント論的な本としては特別な感じがする本ではなく飛ばし読みに近い感じだったかな。

 

しかし最近流行りの北欧はやはり北欧らしさがあるのは確かだ。北欧は欧がつくからといって、いわゆる欧米に入れてはいけない。それは僕がフィンランドにいって感じてきた印象だ。

 

僕は外国生活を通算で6年近くしている。豪州には5年いた。カナダには1年ほどいた。だから欧米の中でも、少しマイルドな感じの国に居たのだが、それでも日本とはかけ離れた文化にもまれた経験がある。

 

一時は自分はもう日本人じゃないと思ったこともあるほどだ。逆に鏡を見てあまりにも平らな自分の顔を恨めしく思うような変な感じになったこともある。結局俺はアジア人なのかと。

 

そうした思いの裏側にはやはり白人礼賛みたいなところがあったのかもしれない。はk人になりたい自分がいたのかもしれない。物事をはっきり主張できて、個人主義的なところに憧れていたのだろう。

 

そのネガティブな面としては、なかなかアジア人であることで打ち破れなかった壁があったという側面もある。この壁はいくら英語がうまく喋れても、成績が良くても無理だなと思ったことがある。

 

で突然話は変わるが、僕は新婚旅行までヨーロッパに行ったことがなかった。行ったことがある国は豪州・ニュージーランド・カナダ・タイの4か国だけだった。タイは友達に会いに行っただけ。

 

そして新婚旅行で初めてヨーロッパに行ったのだが、それが北欧だった。今から5年前かな。フィンランドである。

 

僕のイメージとは違う国だった。当時日本人なんて周りに全くいない。皆白人だ。僕は豪州に住んでいたころを思い出して、ちょっと委縮していたが、なんとフィンランドの人たちはどの人もとてもめちゃくちゃいい人たちなのだ!

 

え?ヨーロッパ人ってもっとアジア人に横柄な人多いんじゃないの?と思っていた僕の印象を大きく変えた新婚旅行だった。それで一気に北欧に興味を持ったわけだが、とにかく北欧は欧米ではない。(笑)

 

僕がこの本の特別な部分を挙げるとすれば、そうした北欧らしさの部分を前面に押し出そうと努力した部分だと思う。確かに北欧にしかない雰囲気はあるのだ。しかし、文章ではそれが伝わらない。

 

最近はフィンランドにも多くの日本人が行くようになったようだ。最近、ネットでも北欧のライフスタイルについての記事もよく見る。見習うべき点は多いし、日本人との共通点も多いのではないかな。

 

そういう意味で、この本が述べているマネジメント論の凡庸さと北欧の良さのブレンディングが今一つだったなあ。

 

フィンランド行きて。

 

Life is the dancer and I am the dance.

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