最近もろもろ忙しくて読書の時間が取れない中、ちょこちょこ読むにはもってこいの小説だった。なんせ読みやすい。短編集だからゴールが近い。
現実と虚構の曖昧さをうまく表現した一種のファンタジー小説的な部分に、人情物的な要素を取り込んだ贅沢な短編集だなという印象だ。他の作品を読んだことがないからわからないけど、読みやすさは抜群で物語性も分かりやすい。
難解なSF作品とは違ってさらっと読めるのは、読書時間がなかなか取れない今の時期には重宝する本だった。たまにはこういうさらっとしたのもいいよね。
調べてみるとかなり多作な著者で、映画化された知っている題名の本も多いし、またどこかで巡り合う著者かなと思う。次回の出会いが楽しみだ。
Life is the dancer and I am the dance.