ボンヤリズム

Life is the dancer and I am the dance.

【読書】長いお別れ レイモンド・チャンドラー

 

長いお別れ (ハヤカワ・ミステリ文庫 (HM 7-1))

長いお別れ (ハヤカワ・ミステリ文庫 (HM 7-1))

 

 

先日、日本のミステリーを読み終わったばかりで、今度は海外のミステリーに手を出した。その違いを十分に楽しめたと思う。

 

著者の傾向にもよるのだろうけど、このミステリーは会話部分がとても面白くて一筋縄ではいかない。質問に対してちゃんと答えないのはもちろん、分かりにくい皮肉で返したりする会話部分が想像力を掻き立てる要因になっている。

 

それにしても、このミステリーに出てくる人たちはタバコ吸いすぎお酒飲みすぎストレス多すぎ、非常に不健康な小説の登場人物が多い。昔の外国の映画もそうだったけれど、やはりたばこを吸うシーンやちょっとお酒をひっかけるシーンなんかが格好良いよね。

 

若いころは憧れたものだけれど、僕はタバコは吸わないしお酒は洋酒は飲まない。昔の職場で先輩におごってもらった年代物のマッカランは最高においしかったけど

 

主人公の男気溢れる生き方に格好いいなとは思ったし、ある意味自由な生き方にあこがれる部分もあるけれど、この小説の魅力はたぶんそこじゃないんだろうなと思う。もちろんミステリーの内容は面白いんだけど、それぞれの登場人物が醸し出す雰囲気が、スカッチ(小説の中でこう言ってたからそう言ってみる)の琥珀色っぽい感じで魅力を倍増させていると感じた。

 

最後にどうでもよいかもしれないが、たぶん日本語訳がすごく良かったんじゃないかと思う。原文は知らないが、あまり訳文らしさを感じず入り込めた。

 

極上のミステリー体験だった。

 

Life is the dancer and I am the dance.

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