ボンヤリズム

自然に自然に。この瞬間を楽しみましょう。

【読書】7つの習慣(18)第二の習慣 "Begin with End in mind"(3)

 

7つの習慣-成功には原則があった!

7つの習慣-成功には原則があった!

  • 作者: スティーブン・R.コヴィー,Stephen R. Covey,ジェームススキナー,川西茂
  • 出版社/メーカー: キングベアー出版
  • 発売日: 1996/12/25
  • メディア: 単行本
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前回は、最初に出てくる自分の葬式を思い浮かべるというワークについて書いてみた。

 

bonyarythm.hateblo.jp

 

このワークは何度やっても納得感が得られないという話をしたわけだが、これで納得できた人はいるんだろうか。人生の最後を他人の自分の評価で捉えるというこのワークに、もし意味があるのならほんのわずかな意味しかないと僕は書いた。

 

具体的な人生の終わりを意識するということを、好意的な意味合いで捉えるとしたら「生き方」を意識するということだと言える。メメントモリ、要は死を思えば今の生を考えざるを得ない。

 

しかし、そうした好意的な解釈をもって、次に読み進むと、著者はすごく変なことを言い始めるのだ。「全てのものは二度作られる」と。

 

例に挙げているのは家を建てるというものだ。まずは設計図があり、そしてそれに基づいて家が建てられる。そういう意味で二度作られるというのだ。

 

僕はこれを最初聴いたとき、なんて浅はかな考えだ!を怒ってしまった。人生を家を作るのに例えるなんて、次元が違いすぎる。家を建てる、ビジネスで目標を達成する、そうした人が意図したものは確実に二度作られるものもあるだろう。

 

しかし、芸術とかどうだ?インスピレーションで作られるものだってあるだろう。いや、脳の中で自分の意識に上がる前にイメージが作られているという人もいるかもしれない。それならなおのこと、人が意識して最終形を意識することは難しいことになるではないか。

 

人生という大きなくくりは、著者が以前に述べた「関心の輪」であり、僕らには手出しができない。僕らの日々の生活はかろうじて「影響の輪」の中にあるかもしれない。

 

こうした著者の考えは、「人生はコトロール可能」というprincipleに基づいている。もう一度pricipleについて記憶を呼び戻すなら、この本の最初に語られた部分も再度読み直す必要があるが、僕の解釈では、この「人生はコントロール可能」というprincipleは大きな矛盾を抱えている。

 

人生の最後に誰にどのように評価されるかなど、全く考えるだけ無駄だと思う。

 

この後、なぜかリーダーシップとマネジメントの違いという、人生とは畑違いな方向へ話が進むのもなんだか怪しい。ジャングルを開拓する際の例を出し、リーダーシップとマネジメントの違いを説明しているが、人生はジャングルじゃない。

 

人生は日々の積み重ねとして過去を作り、日々の希望として未来を持つけど、本当に生きているのは「いまここ」しかない。人生は「いまここ」にしかないのだ。

 

今日という日を、今という瞬間を、そしてそれはすぐに過ぎ去るのだと知ること。すなわちそれが"Begin with End in mind"なのだ。

 

 僕はこのオーディオブックから解釈している。

 

Life is the dancer and I am the dance.

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