ボンヤリズム

Life is the dancer and I am the dance.

【読書】7つの習慣(14) 第一の習慣 Be Proactive(3)

 

7つの習慣-成功には原則があった!

7つの習慣-成功には原則があった!

  • 作者: スティーブン・R.コヴィー,Stephen R. Covey,ジェームススキナー,川西茂
  • 出版社/メーカー: キングベアー出版
  • 発売日: 1996/12/25
  • メディア: 単行本
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刺激と反応の間には「選択」がある。その「選択」こそが「自由」である。

 

そのことをこの第一の習慣で何度も強調している著者である。その際にフランクルの言葉に触れていることを前回紹介した。

 

ビクトール・フランクルは著書「夜と霧」の中で、実はもう一つ大事なことを述べている。それは、「人生の意味は人生によって私たちに与えられるものである。」的な事である。彼は決して、過酷な収容所の生活で、刺激と反応の間の選択のことだけを考えていたわけではない。

 

私たちが持っている自由は確かにあるだろう。著者の言うように、考え方のレベルで、刺激に対する反応を選択することは可能だろう。(それでもかなり難しいが)しかし、中には自分にはどうしようもないことが世の中にはたくさんある。

 

そうしたある意味、不自由な人生の一部に対して、私たちはどのような「選択」をしていくべきなのか。「人生の意味は人生によって私たちに与えられるものである。」という自分の力ではどうにもならない、人生の大半の部分に対して私たちはどうすべきか。

 

この本で、僕が一番影響を受けたのはこの話だ。

 

影響の輪と関心の輪。(Circle of influence, Circle of concern)である。この話は図を見ながら話をすると分かりやすい。ネットで検索するとたくさん出てくるので、一度確認してみると良い。

 

私たち個人が出来うること、それを影響の輪の範囲である。逆に、私たち個人が関われないこと、それが関心の輪である。そして、影響の輪はいつも関心の輪の中にある。

 

僕は今目の前のPCに向かってブログを書き考えをまとめるという行為は可能だ。が、北朝鮮ICBMの脅威に対しては何もすることができない。ブログを書くことは「影響の輪」の中の行為、北朝鮮ICBMに対して「北朝鮮もえらいことしよんな。」と考えて不安になるのは「関心の輪」の中の行為。

 

例が極端すぎるので職場での出来事に例を変えてみよう。

 

更衣室で「上層部の方々はあきませんな。経営のこと何も知りませんな。」と愚痴るのは関心の輪の中の行為。更衣室では何も語らず、「自分の部署の教育制度を作り上げるために、様々な教育制度の実例を集める。」は、影響の輪の中の行為。

 

「あの人はダメダメだよね。」と批判するのは関心の輪の中の行為。「あの人の考えを知るために面談してみよう。」と行動を起こすのは影響の輪の中の行為。

 

「仕事・子育てで自分の時間がない。こんな生活嫌だな。」は関心の輪の中の行為。「朝早く起きて自分の時間を作ろう。そのためには速く寝る必要があるから、早く帰る。」は影響の輪の中の行為。

 

何となくイメージ可能だろうか?そしてこの影響の輪の中には3つのタイプがある。

 

  1. 直接的なもの
  2. 直接的でないもの
  3. どうしようもないもの

 

直接的なものとは、自分自身をどうするか?という方法論である。二つ目の直接的でないものは、他者をどうしていくかという方法論である。最後のどうしようもないものとは、自分でも他者でもない太刀打ちできない状況への対応法である。

 

大事なのはこの第1の習慣において、これら3つの種類の事象を自分の問題として扱えるか否かである。影響の輪の中で自分自身を見つめなおせるかどうか。そこがこのBe Proactiveの肝である。

 

そして楽しいことに、この影響の輪に集中して自分のエネルギーを注げば、その影響の輪は広がり、徐々に外側にある関心の輪が、影響の輪の中に取り込まれていくということだ。ただ、同時に関心の輪はそれと同じだけ大きくなるわけだけど。

 

例えば僕は自分のできることに集中して、他部署の文句を言っていても何も始まらないから、様々な自分の部署で制度を作っている。それはまさに影響の輪の中での仕事だ。

 

すると、不思議なことに法人全体の制度について相談を受ける機会を得た。で、実際に法人全体の制度の基礎を二つも作った。自分が影響の輪に注力したことで、関心の輪の一部が影響の輪の中に取り込まれたのだ。

 

僕は今の職場の法人を変えたいと思っている。それは完全に関心の輪の中の発想だ。ただ、「変えたいな、変えたいな。」というだけの発想の中にずっといると、何も変えられないし、変えられないがゆえに愚痴になる。だから、自分のできることに集中することで、いずれ法人全体に影響を与えられる範囲にまで自分の影響の輪を広げたいと思っている。実際広がってきているしね。

 

これは非常に大事な概念なので、ぜひとも自分自身に照らし合わせて常に参照すべき考え方だと思う。

 

Life is the dancer and I am the dance.