ボンヤリズム

Life is the dancer and I am the dance.

【読書】ハイパフォーマー彼らの法則

 

ハイパフォーマー 彼らの法則 (日経プレミアシリーズ)
 

 

ハイパフォーマーになりたいから、この本を手に取るわけだ。なぜそうなりたいのか?の問いなしに、この手の本を読むのは実に無駄だ。

 

組織には間違いなく結果を出せる人と、出せない人。結果を出すどころか、結果が一体何かも分かってない人の三種類くらいの人達が混在している。

 

最後の三番目の人たちは、この手の本を読んでもよくわからないし、実践が難しいはずだ。二番目の人たちは、まず「組織に属し」働くことの意味を考えることができれば、結果の意味が分かるだろう。

 

著者が本の中で他の著書から引用している、証明型か習得型かの違いもこの辺と関わってくる。
 

そこが好循環をまわす起点を作れるかどうかかなと思う。要するに仕事に対する態度の問題。

 

僕は長らく承認型の働き方だった。というか人生そのものがそうだった。他者に認められたいというのが、何事においても意欲の源だった。

 

じゃあそれが悪い事か言えばそうではなくて、それが若い頃はそれなりに機能していた。理由はどうあれ、スキルアップのための努力はするわけだから。結果的に実務における最低限の自信をつけることにもつながった。

 

ただし、決定的に欠けていたのは、他人からの承認が無くなった時の、仕事へ向かう意味付けの欠落だった。

 

例えば、近々僕の職場で辞めるスタッフがいる。その人の辞める理由はストレスから体調を崩したからなのだが、そのストレスの原因の一つがうちの病院の患者層だというからと聞いた。

 

そのスタッフにとっての仕事における意味付けは一体なんなのか。たぶん、もっと結果の出せる患者層なら、ストレスを感じないのかもしれない。けど、職場はそのスタッフのために患者を用意しない。意味付けを助けはしない。

 

若いころの僕も、同じだったと思う。そこが最初に変わり始めたのは、36歳くらいの時だ。だから、それなりの時間を要すのかもしれない。

 

それからもしばらくは揺れ動く時期はあったが、今は仕事をするにあたって他人の承認を必要としなくなった。

 

以前にも書いたが、僕は残業代を請求しない。権利を放棄してるわけではないが、僕は仕事を何か別のもので価値化することをしない。

 

仕事の価値は仕事そのものの中にしかないという信念が今はあるからだ。臨床なら患者が変わること、マネジメントなら組織が変わること。その事自体が、仕事の本質的な報酬だと考えている。

 

いや、お金が要らないと言っているわけではない。お金は要る。そこは否定しない。ただし、それは組織または社会が結果への一つの報酬としているもので、働く僕らが一喜一憂する部分じゃない。

 

というのが僕の価値観なのだ。

 

僕はハイパフォーマーではないけど、恐らくハイパフォーマーの多くは仕事への価値観がハイパフォーマーじゃない人と違うはずだ。

 

この本は特別すごい法則を導き出している本じゃない。他の著作からの引用や、メディアでの紹介をベースに法則を導き出しているタイプの本で、それらを集計してみると実はこんな感じですよ的な本だ。(集計といってもデータを示しているわけじゃないけど)

 

なのでこの本を鵜呑みにするのもいいけど、引用されている本を読んでみるのもいいし、実際にこうするといいですよと書かれていることを実践(行動)しないと意味がない。

 

それなりに自分はハイパフォーマーだと考えている人は、自分自身のパフォーマンスを客観的に見直すのにはいい本じゃないかなと思う。

 

Life is the dancer and I am the dance.

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