ボンヤリズム

Life is the dancer and I am the dance.

【読書】医者とはどういう職業か

 

医者とはどういう職業か (幻冬舎新書)

医者とはどういう職業か (幻冬舎新書)

 

 

僕は職業柄、毎日医者と接しているが、この本には僕の知ってる医者の普段の姿には重ならない部分も多く、「へーそんなだ。」的な感じで読み切った。正直、読み切るのには努力が必要だった。

 

理由としては、この著者の立場がよくわからないというか、なんかちょっと斜に構えているというか、どっか身勝手というか、そんな感じが随所に出てくるからだ。本人は冗談のつもりかもしれないけど。

 

医者を見ていてつくづく思うのは、なんで医者だっていうだけで偉いんだ?ってこと。その辺、病院では完全にヒエラルキーあるでしょ?医者が一番偉いみたいな。一年目の医者にも、なぜか僕らは敬語でしゃべるし。

 

よっぽど仲良くなった医者とはまた別の関係もあるけど、基本はそのヒエラルキーは院内ではある。医者となった瞬間から病院では偉いんだよ。

 

だからこそ、医者にはそのことを十分に承知の上でお仕事して欲しい。

 

この著者は、別の著書からすごく考えてお仕事されているお医者さんだと分かっているので、今回の文章から受ける変な立ち位置では判断しないけど、無責任な医者は多いよ。

 

本の中でも触れられているけど、これから少子高齢化社会。2043年が高齢者人口のピークだ。うちのスタッフにも時々キャリアを考える上で、この話をするんだけど、これからどんどん高齢者が入院してきて死んでいく、もしくはその前段階が病院になる。

 

治すために医者になる。そんな時代じゃなくなるのは確かなんだが、今の若いスタッフにはピンと来てない。これからはいかに死んでもらうかが医療の中心になってくるのは、厚生労働省の診療報酬の改訂をみてもあきらかだ。来年度は介護・医療保険の同時改訂で、日本の医療福祉にとっては大きな変革になる。

 

これ、一般の人知らないでしょ?今も少しずつ医療と介護の制度は変わってきてる。国はちゃんとアナウンスしないけど、国民皆保険を持続させるためにはこの人には保険は不要という基準を上げていかないといけない。

 

僕は今45歳だけど、死に間際の医療や介護の制度で救われるのか心配だ。たぶん無理だろうな。

 

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