ボンヤリズム

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【読書】5月の読書まとめ 「創造的脱力 かたい社会に変化をつくる、ゆるいコミュニケーション論」から「医者とはどういう職業か」まで

5月の読書メーター
読んだ本の数:10
読んだページ数:3225
ナイス数:59

医者とはどういう職業か (幻冬舎新書)医者とはどういう職業か (幻冬舎新書)感想
職業柄、毎日医者と接する。僕の知る医者の普段の姿に重ならない部分も多く、「へーそんなだ」的な感じ。実は読み切るの努力が必要だった。理由は著者の立場がよく分らないというか、ちょっと斜に構えているというか、どっか身勝手というか、そんな感じが随所に出るから。冗談のつもりかもしれないが。著者は別の著書から考えて仕事されている方だと分かっているので、今回の本はなんか残念。著者も触れているが、今後はいかに死んでもらうかが医療の中心。厚労省の診療報酬改訂からも明らか。来年度は介護医療保険同時改訂。医療福祉の大変革だよ。
読了日:05月28日 著者:里見 清一
ぼくらの祖国ぼくらの祖国感想
青山繁晴氏のものの言い方や情熱になぜか心動かされるところがあって、自分で勝手に正師としていた。氏はいつも「志」ということを言われる。僕には「志」がピンと来ない中で、今「志」の一つの形を見せてくれるのは、この青山氏だけだ。縁あって留学した時に日本人であることも学んだ。留学中は鏡で顔の平べったさをみるにつけ、僕の祖国は日本であることを何度も確認した。そのことを今誇りに思う。氏の「志」は武士道的だ。その「志」に羨望のまなざしを向けつつ、僕は僕なりのやるべきことをやり、人々の役に立つことをしなきゃなぁと思った。
読了日:05月24日 著者:青山 繁晴
ストレス「善玉」論―我が身のための不真面目精神療法ストレス「善玉」論―我が身のための不真面目精神療法感想
実用書と思ったらエッセイだった。軽妙洒脱な文章だったが、残念ながら笑ったり、なるほどと思う部分は少なく、字面を追って終わった感じ。ただ、最後の十カ条の話は面白かった。「こうしたストレスが出るのも一つのまじめな人の勲章だと思えばよい。」という表現に癒された。この本が最初の出版が1987年。バブル全盛時期からはじけるまでの時期に重なる。当時ストレスってさほど語られていなかったと思うから、この本は時代を先読みした本だったんだなと思う。そう考えると、さすが精神科医のエッセイだったなと感心する。
読了日:05月22日 著者:中沢 正夫
子どもが聴いてくれる話し方と子どもが話してくれる聴き方子どもが聴いてくれる話し方と子どもが話してくれる聴き方感想
娘ができた直後に一度読んだ本。4歳になり再び読んでみた。生まれていない子供の将来を想像しながら読むのと、実際に本書に出てくる言動をする娘を思ってでは、読む意欲がかなり上がる。(笑)子供を一人の人間として扱う事を前提とし、子供自身の気づきや、事実に基づく子供への接し方等、やはり親側の考え方や、行動の切り替え(どんな言葉をどう話すか)がポイント。「育てる」の視点だと、方向が親から子供だが、子供とどう一緒に成長するか?という視点でこの本を読むと一緒の方向を向いてお互いが育つことができると思わせてくれる本だった。
読了日:05月21日 著者:アデル・フェイバ,エレイン・マズリッシュ
無印良品は、仕組みが9割  仕事はシンプルにやりなさい無印良品は、仕組みが9割 仕事はシンプルにやりなさい感想
マニュアル作りは何度か経験がある。手間がかかって大変な割に読まれない。読まれないのが分かるから、無駄な労力と感じ、更新しなくなる。仕組み作りと言われても、まあ無印さんレベルだからと思ってしまう。企業の大きさの問題じゃなく、著者のような仕組みやマニュアル作りの意義を、きちんと体系化できる経営者の存在の有無だけの話なのかもしれない。マニュアル作りが一つの仕事になったら、マニュアル作りのためのマニュアル作りが必要になるみたいな、一つのジョークになりそうなので、うちではマニュアルにはもう期待を持っていない。
読了日:05月19日 著者:松井 忠三
風が強く吹いている (新潮文庫)風が強く吹いている (新潮文庫)感想
いやー、何度もうるうるきた。面白かった。今まで読んだ小説中間違いなくトップ3に入る。と言っても他の2冊はなに?と聞かれても答えられないけど。(笑)僕も一応走る人間。ランナーというよりジョガーで、小説に出てくる選手の半分以下のスピードも出せないけど。でも、走るのが好きだ。フルマラソンだけでも11回出てる。速くないし、速くなろうとも思ってない僕が、なぜ走るのか?その本質に触れる描写に、何度も「そーなんだよ!」と心の中で叫んだ。ぜひ、この小説を読んで自分なりの強さを見つけてほしい。特に走る方々に。
読了日:05月13日 著者:三浦 しをん
火星の人 (ハヤカワ文庫SF)火星の人 (ハヤカワ文庫SF)感想
久しぶりのハードSF。先に映画を観ている。改めて活字で読みたいと思っていた。単純な話なので映画の内容は覚えているが、詳細はもう忘れていて、原作とどれ位違うのか分からない。ただ、小説の方が、映画よりも出来事が多い?火星という環境に順応しつつも、地球に生還するにはどうしたらよいか?という火星との闘いの話でもある。そういった意味で、SFファンの多くの方は映画邦題に違和感ありだったかもね。ハードSFの中でも、かなり読みやすい。ストーリーが単純だし、詳細な部分が分からなくても十分ハラハラドキドキ感を楽しめる。
読了日:05月07日 著者:アンディ・ウィアー
科学的に元気になる方法集めました科学的に元気になる方法集めました感想
なんとなく「あとがき」から読んでみた。「科学的」が必ずしも正しいとは限らないし、哲学や宗教みたいに一つの形式だとしか認識していない。著者も「あとがき」に、"「科学しか信じない」というスタンスは、それはそれで生きづらいものだと思うのです。"と。方法が全部で38個。その中で特にやってみたいのが、「ピンチピンチ、チャンスチャンス、ランランラン」超気になるでしょ。(笑)面白い本だった。「科学的」が万能ではないにしろ、「科学的方法によるエビデンス」は、変な個人の思い込みよりは全然ましなので、お試しあれ。
読了日:05月07日 著者:堀田 秀吾
スマホの5分で人生は変わるスマホの5分で人生は変わる感想
読んでて笑ってしまった。「スマホ持つのやめればいいのに。」と思って。スマホに無駄な時間を使うことを避けるべきという主張は同意。僕は5年前にスマホを手放した。スマホにコントロールされる自分が嫌になって。有効にスマホを使う手段をあれやこれやと教えてくれるけど、ぶっちゃけそんなに必要?ライフハック系の管理アプリって、管理することで生活の役に立って、初めて意味がある。その手段はスマホじゃなくてもいい。結局ライフハックを探すことに娯楽性を求める人たちのための本になるなら、逆に時間の無駄を生む本だね。
読了日:05月04日 著者:小山 竜央
創造的脱力 かたい社会に変化をつくる、ゆるいコミュニケーション論 (光文社新書)創造的脱力 かたい社会に変化をつくる、ゆるいコミュニケーション論 (光文社新書)感想
脱力とかゆるさ、魅力的なキーワード。それを魅力に感じる裏には、現実はそうはいかないからだと思う。でも、ゆるさは大事。大学時代のサークル立ち上げ時に「まじめに遊ぶ」というスローガンを掲げたが不評だった。でも、本来のゆるさってこれだと今でも思う。遊び=脱力やゆるさなのかは不明だが、遊びにはルールがあるから楽しい。ただ、この本のゆるさにはルールの存在が曖昧。ルールの必要不必要も、当事者に任せる感じ。残念だけど、ゆるさと脱力だけを軸にこの世は回らない。結局、ルールに適応する人が残るって感じで消化不良。
読了日:05月01日 著者:若新 雄純

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