ボンヤリズム

Life is the dancer and I am the dance.

【読書】7つの習慣(9) P/PCバランスって実はめっちゃ大変な概念だよ

 

7つの習慣-成功には原則があった!

7つの習慣-成功には原則があった!

  • 作者: スティーブン・R.コヴィー,Stephen R. Covey,ジェームススキナー,川西茂
  • 出版社/メーカー: キングベアー出版
  • 発売日: 1996/12/25
  • メディア: 単行本
  • 購入: 148人 クリック: 4,806回
  • この商品を含むブログ (773件) を見る
 

 

今回は、この本の中で語られているP/PCバランスについて書いてみる。

 

Pは"Production"、PCは"Production Capability"の頭文字である。"Production"は日本語にすると「生産物」とか「生産性」とかに訳せる。"Production Capability"の日本語訳はちょっと気を付けるべき点。なぜなら単に「能力」と訳すなら、"ability"という単語でも問題ないからだ。

 

僕個人の"Capability"の印象としては、「扱い可能」という意味での能力を示している。なので、単なる能力ではなくて、どんな状況が来ても「ちゃんと扱えますよ」的な能力だ。ちなみに著者は"Production Capability"と同列で"assets"という単語も使っている。ちなみに"assets"は財産とか資産とかという意味であり、蓄財された何か価値のあるものというニュアンスだ。

 

単語の説明から入ると訳が分からないかもしれないが、超簡単に言ってしまうと、「生産/生産能力」のバランスというのがP/PCバランスの話である。金の卵を産むガチョウの話がたとえ話として出ていた。金の卵は"Production"、金の卵を産むガチョウは"Production Capability"であるという寓話である。

 

生産性や生産そのものを増やすために、より多くの作業やより多くの工程を増やせばいい。そういうバランスもあるわけだが、それでは効果的にはなり得ない。より少ない作業や工程で、より多くの生産性を上げることこそが効果的である。

 

そういう風に考えると、"Production Capability"とは生産能力と訳すのは微妙に間違ってることに気づく。要するに、より少ない生産能力で生産性をあげるためには、生産能力の扱い方や資産(お金に限らず知識や技術)を改善させる必要があるというのが、このP/PCバランスの意味するところになるからだ。

 

例えば僕が何かの仕事で結果を出したいとする。そのために行う作業をいかに効率的に行うかという能力、そのためにいかに早く情報を集められるかという能力、いかに前もって多くの人にその意味合いを伝えておき物事をスムーズに運ぶかという能力、そうした能力が必要だろう。

 

そうした能力は単なる能力ではなくて、例えば、PCの扱い方の知識や技術、異業種の知り合い、コミュニケーション能力、普段の付き合いの頻度などのその場で発揮できる能力ではなく、普段から養い続けてきた能力であり、書籍を読んだり、セミナーを受けて一朝一夕に得られる能力ではない。

 

そうした能力を"Production Capability"というのだろう。つまり、選択肢として扱える能力であり、時間をかけて積み上げてきた蓄財的な能力なのである。自己啓発書を読んですぐに結果を出したい。そんな人はP/PCバランスのPにしか目が行ってない。

 

そう考えると、この本が序章で述べている事柄の深遠さというか、難しさが見えてくるはずだ。この本は真剣に読めば読むほど、巷にあふれる自己啓発書とは一線を画している。だって、この本を読む人のほとんどはすぐに効果的な人になりたいと思って本を手にするのに、すぐには無理だよって序章で言ってるんだから。

 

なんて罪深い本なんだろう。

 

次回は、"maturity continuum"について、いちゃもんを付けてみたいと思っている。この本はすごい本であるのと同時に、日本人には到底理解できない背景から語っている部分があるので、その辺を僕なりの解釈でいちゃもんつけてみたい。

 

 僕はこのオーディオブックを聴いて解釈しています。日本語訳版は大昔に一度読んだ切りで覚えてません。ブログ内で出てくる訳語は全て僕の個人的解釈です。

 

Life is the dancer and I am the dance.

/li