ボンヤリズム

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【読書】ストレス「善玉」論-我が身のための不真面目精神療法

 

ストレス「善玉」論―我が身のための不真面目精神療法

ストレス「善玉」論―我が身のための不真面目精神療法

 

 

ストレス対処法に関する実用書かと思っていたら、精神科医のエッセイだった。思っていたのと違っていたので、最初は戸惑ったが軽妙洒脱な文章でそこそこ読めた。

 

残念ながら「あはは」と笑ったり、「なるほど」と思う部分はなくて、最後まで字面を追って終わったという感じだったけど。精神科医の割には描写が軽妙洒脱過ぎて、医療従事者の僕としてはあまりリアリティがなかったからか。

 

著者としてはストレスに悩む人に「ホッとしてもらえたら」と書いていたが、特に何もその辺は感じなかった。ごめんなさい。

 

最後の十カ条の「離」「統」「休」に関しては、まさに今僕自身が実践しようとしてることで面白かった。最近、「休」に関してはかなり積極的にやっていて、若いころにはまずしなかった休日の昼寝なんかもしてる。

 

一番できていないのは「離」かな。仕事については、やはり「離」がなかなかできない。ここが今後のポイント。「統」は早朝や就寝前の時間、帰宅前のコンビニ一杯なんかの対策は最近し始めた。走ったり泳いだりもしたいんだけどなあ。

 

あ、一つ「ホッと」した言葉があった。「こうしたストレスが出るのも一つのまじめな人の勲章だと思えばよい。」という表現にはホッとした。

 

この本が最初に出版されたのが1987年。僕が手に取った書籍は第10刷で1991年。まさにバブルの時期からはじけるまでの時期に重なる。当時ストレスってさほど語られていなかった時代だったような気がするんだけど。もしそうだったなら、この本は時代を先取りした本だったんだなと思う。当時はまだ社会人じゃなくて良く知らないけど。

 

今の時代に読むと、至極当たり前のこともあるんだろうけど。そう考えると、さすが人の心を先読みする精神科医のエッセイだったのだなと感心する。

 

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