ボンヤリズム

Life is the dancer and I am the dance.

【読書】火星の人

 

火星の人 (ハヤカワ文庫SF)

火星の人 (ハヤカワ文庫SF)

 

 

久しぶりのハードSFである。この小説は映画化され、先に映画を観ている。改めて活字で読んでみたいとずっと思っていた。

 

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今からすると、なぜに映画の邦題はオデッセイなんだろう?まあ、いろいろな大人の事情があるんだろうね。(笑)

 

単純な話なので映画の内容はよく覚えているが、詳細はもう忘れてしまっているので、原作の小説とどの程度違いがあるのか今となっては分からない。ただ、小説の方が、映画よりも出来事が多い気がした。もう一度映画観てみたいな。

 

 映画邦題のオデッセイは、その意味を調べてみると長い旅に出る人みたいな意味のようだが、小説を読む限り、「旅」の感じは全くない。サバイバルだし、火星という環境に順応していきながら、最終的に地球に生還するにはどうしたらよいか?という火星という環境との闘いの話でもある。

 

そういった意味で、SFファンの多くの方は映画邦題に違和感感じたかもね。

 

ハードSFの良いところは、大部分が訳が分からない描写が多いところだ。普通のSFと違って、ハードSFは現代科学に可能な限り沿いながら科学的に正しいSFなので、描写がマニアックで細かい。

 

なので、生命維持装置がどうとか、水素と酸素を分離させとか、そのあたりの描写が普通のSFよりかなり細かい。で、ほとんど何を言ってるか分からない。(笑)だけど、そこがリアルな感じで面白い。(リアルかどうかは本当は理解できないのに)

 

そうしたハードSFの中でも、かなり読みやすいSFなんじゃないかなと思う。ストーリーが単純だし、詳細な部分が分からなくても十分ハラハラドキドキ感を楽しめる。

 

また、映画よりも人物描写や感情描写などが多くて、人の心の動きもそれなりの描写があり楽しめた。ただし、地上のスタッフはいろんな人が出てきて最後まで誰が誰かよくわからないままだったけど。

 

ハードSF楽しいなあ。

 

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