ボンヤリズム

Life is the dancer and I am the dance.

【読書】7つの習慣(6) Principleについて

 

7つの習慣-成功には原則があった!

7つの習慣-成功には原則があった!

  • 作者: スティーブン・R.コヴィー,Stephen R. Covey,ジェームススキナー,川西茂
  • 出版社/メーカー: キングベアー出版
  • 発売日: 1996/12/25
  • メディア: 単行本
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これまで5回に渡ってパラダイムの話をしてきた。ちょっと書き過ぎたかなと思ったので、今回は一回で終わらす。

 

今回は、この本の中で語られている"principle"について書いてみたい。なぜ英語のまま書いているかというと、日本語訳のニュアンスが難しいからだ。

 

実はこの本の"principle"の説明には個人的に納得してない。英語での本人の説明においてもだ。

 

著者は"principle"の定義を結構いろいろな表現や例で示しているが、どこか統一感のない定義となっている。そもそも"principle"の日本語にすると何だろうか。日本語訳版は「原則」だったかな。すなわちそれ以上依るもののない根本的なルールみたいなものだ。

 

ある部分で著者は"natural law"だと定義しているが、その具体例を見ていくと全然"natural"じゃないし、どんな哲学や宗教にも一貫してると言うけど、現実そんな感覚は今の世の中に感じない。

 

ある部分では、"principle"とは、信頼を得るとか公平であるとか、そんなものも例として出している。いや、それは自然の法則とか原則というか、倫理とか哲学でしょ。次元が違いすぎる。本物の自然の法則の前にそんな倫理とか哲学なんて類いは、軽くふっとんじゃう。

 

自然の法則だというなら、本書は自然の法則によるパラダイムということを主張していることになる。自然の法則って何?

 

あるがままの世界をあるがままに受け入れ、あるがままにいるということ。

 

本書はそれによるパラダイムが必要だと主張していることになる。それって、かなり強烈なパラダイムだよ。

 

例としては良くないかもしれないけど、震災は"natural law"だ。あのような事象をどのような倫理観で受け止めるのか。人間は自然には無力だ。なぜなら人間も自然その一部でしかないから。だから、魚が赤潮で大量死するように、震災で人間も大量死する。

 

"natural law"ってのはそれくらい根本的な話だ。それによるパラダイムってことは、もう死生観から変えなさいって話で、信頼や公平さを語るレベルの話じゃない。

 

なので、この本の中で語られる"principle"は曖昧で、全く納得できない。動かしがたい"principle"の例として、戦艦の艦長と灯台の防人のやり取りが出ているが、あの例の中に何の倫理や道徳もない。まさに自然の法則だ。というか、自然の事実だ。

 

こうして書くと、"principle"を批判しているみたいな感じだが、僕は著者の定義する自然の法則という意味での"principle"に強く同意する。それとは逆に倫理や道徳的なものに関しては、"principle"であると言うのは同意できない。なので単なる批判ではない。

 

変な言い方だが、信頼できない人が居るのも自然だし、公平でない状況があるのも自然だ。倫理や道徳的な価値は、それ自体がすでに自然の中に組み込まれた人間が考え出したものにすぎないので、"principle"になり得ない。

 

まとめよう。僕の解釈で。

 

とても効率的な人になるためには、パラダイムの変換が必要だ。パラダイムの変換は、原則すなわち自然の法則に依らなければならない。自然の法則とはすなわち、あるがままのものをあるがままに受け入れ、あるがままにいることだ。

 

疑問沸くよね。なんじゃそれ?って。しかし、根本的には僕はこの本のパラダイムと"principle"の説明は、こうとしか理解できない。その上で続きの話を今後もしていきたい。

 

 僕はこのオーディオブックから解釈している。

 

Life is the dancer and I am the dance.