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ボンヤリズム

Life is the dancer and I am the dance.

【読書】火花

 

火花

火花

 

 

話題になった時、図書館の予約数が驚きの数字だったのを覚えている。お笑い芸人が書いた小説が有名な賞を取れば、まあみんな読みたくなるよなと思いつつ、敢えて予約しないで、どれくらいで花火が下火になるだろうと思って静観していた。

 

そしたら先日たまたま図書館の「返却されました」コーナーに置かれていたので、借りてみた。あ、もう予約ないのねと思いながら。

 

ベストセラー系の本て、みんなこんな感じなんだろうか。普段、本を読まない人も、思わず手にしてしまう、読んでみたくなるからかな。

 

で、感想だけど、一言で言うととても余韻のある小説。(ありきたりな感想)たぶん時間とともに感想は更に熟成されてきそうな小説で、さすが賞を取った本だなと率直に思った。それぐらいイメージとしては頭の中に残ってる。

 

本の主たる題材は漫才のようで、実は漫才は一つの切り口でしかない。生きづらささや世の中との関係みたいな題材が根本にあって、それをうまくうねりというかリズム感で表現してるなと感じた。

 

主人公はどうやってもピースの又吉さんだよね。テレビやなんかで見るあのどことなく芸能人としては地味で普通な感じが、いわば僕ら側の孤独や不安や気遣いみたいなものをそのまま体現している。

 

そこに破天荒な漫才師を憧れの存在としておくことで、憧れへの期待感や逆の失望感を表現し、ある意味、現代の基軸のない世の中でさ迷う人々の気持ちに寄り添う。そんな小説に感じた。

 

なんてありきたりの感想で申し訳ないので、小説の中でたくさん出てくるボケのように、最後にボケておく。

 

玄関で靴が脱げないカーネルサンダース

 

Life is the dancer and I am the dance.

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