ボンヤリズム

Life is the dancer and I am the dance.

【読書】七つの習慣(4)やっぱりまだまだパラダイムについて語る

パラダイムのことをずっと書いてきていて、次はprincipleの話でもと思ったが、やはりパラダイムは大事なので、まだパラダイムについて書いてみたい。

 

この本の日本語のタイトルは次の通りだ。

7つの習慣-成功には原則があった!

7つの習慣-成功には原則があった!

  • 作者: スティーブン・R.コヴィー,Stephen R. Covey,ジェームススキナー,川西茂
  • 出版社/メーカー: キングベアー出版
  • 発売日: 1996/12/25
  • メディア: 単行本
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最近、改訂された本はこうだ。

完訳 7つの習慣 人格主義の回復

完訳 7つの習慣 人格主義の回復

 

 

原題はこうだ。

The 7 Habits of Highly Effective People

The 7 Habits of Highly Effective People

 

 

日本語の初版は「成功には原則があった!」改訂版は「人格主義の回復」となっている。原題は、版を変えてもたぶんタイトルは変わっていない。(僕が調べた範囲では)

 

これ誤訳にもほどがある。Effectiveはネットで検索してもらえればわかるけど、決して「成功」なんて意味はない。それから「人格主義」だけど、確かに本文内ではPersonalityとCharacterの違いに述べている。しかし、Personality Ethicも大事じゃないとは言わないが、基盤としてのCharacter Ethicが大事だと述べている。この日本語における「人格」とはどちらの意味を指しているのだろうか?

 

ちなみに英語でのPersonalityとCharacterの違いにどんな違いがあるのか?僕は留学時代にどんなイメージでこの2単語を使い分けていたかを思い出そうと試みた。んー、うまく説明できない。(笑)しかし、Characterに「人格」という訳は腑に落ちない。

 

ということで、ネットで検索してみた。

characterとdispositionとpersonalityの違い | 違いがわかると英語がわかる

 

なるほどね。同じように「人格」とも訳せるようだけど、そのニュアンスは違うことが分かる。ということは原題のタイトルからは、やはり意味合いが曖昧になっている。

 

原題をちゃんと訳すと、「とても効果的である人達の七つの習慣」となる。

 

効果的であるとは何か?を考える機会を与えない日本語のタイトルは、本質的なこの本の意図をパラダイムとして間違えていると僕は思う。

 

とても効果的であるべき対象とは何か?そしてそれが効果的に行えるようにしたら、どんな結果を得たいのか?その問いへのテーゼの抜けた日本語タイトルは間抜けだ。だから、この本を日本語タイトルで手に取る人は、たぶんパラダイムについての項目はあまり読み込んでないのではないか。(言い過ぎ?)

 

これらの問いを立ててみて、とても効果的になるにはどのようなパラダイムが必要なのか?から考え始めないと、後に紹介される習慣だけをやってみたところで途中で挫折するだけだ。

 

故にこの本は、最初から恐ろしく難しい課題を読者に与えている。考え方のコペルニクス転換を図る準備はできているのか?やい読者たちよ!と問いかけているのだ。

 

僕らが当たり前だと思っている事柄について疑いを持ち、それを客観的に見直す心構えとしてのパラダイムの転換準備はできているのか?そんな大きな大きな難題を、最初の章で結構あっさり説明している。

 

自分にとって、何に対して効果的であることが大事なのか?そこをじっくり考えることからこの本は始まる。

 

Life is the dancer and I am the dance.