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ボンヤリズム

Life is the dancer and I am the dance.

【映画】ディア・ドクター


『ディア・ドクター』予告編

 

「ディア・ドクター」とは、また刺激的なタイトルだなと当時は思った。英語で書くと、”Dear doctor”だ。「医師へ」というタイトル。複数系のsが付いていれば、さらに刺激的なタイトルになったのに。

 

僕は病院で働く医療従事者として忘れられない場面がある。その場面をどうにかして画像や動画で見せられないかと探してみた。

 

探し当てた。

https://blog-001.west.edge.storage-yahoo.jp/res/blog-5e-a1/g02san/folder/489318/06/7371506/img_3?1385038265

ディア・ドクター(西川美和監督2009年作品) ( 映画レビュー ) - ギャラさん映画散歩 - Yahoo!ブログから借用)

 

香川照之演じる薬屋が、重松豊演じる刑事に事情を聴かれているシーンで、薬屋が突然椅子ごと後ろに倒れるところである。刑事はとっさに「大丈夫か!?」と手を差し伸べて助けようとする。すると平然と起き上がった薬屋は、「ほら、人間て目の前にいる人が困っているととっさに助けるもんでしょう?」と言い放つ。

 

この映画で、最も衝撃を受けたシーンだし、ここがこの映画のメッセージの核だと個人的には思っている。

 

医療に従事する者としても、このシーンは非常に意味のあるシーンだ。目の前に困っている人が居たらとっさに助けてしまう。それが良い悪いは分からないが、医療や介護に携わる者がその感覚を忘れているようだと、日本の医療と介護に未来はない。

 

少子高齢化が言われる時代。まず来るのが2025年問題。そしてその後の2040年問題。少ない子供が多くの老人を支える時代。果たして、倒れた人に「大丈夫ですか!?」と声をかけてしまうのが人である時代なのかどうか?

 

その頃には老人になっている僕には、医療従事者としての矜持としての問題よりも、当事者問題である。

 

Dear Doctor,

あなたは何のために医療を行うでしょう?

 

西川美和監督『ディア・ドクター』公式サイト

 

Life is the dancer and I am the dance.