ボンヤリズム

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【仏教】「心配性」の克服とプロフェッショナルの資質


「心配性」の克服と プロフェッショナルの資質

 

心配性、考えすぎるタイプ、思慮深い、色々な表現はあるけれど、和尚の言う「行事綿密」という禅語は初めて聞いた。僕自身もこのタイプである。

 

ゆえにこの相談者の相談に和尚がどのように答えるのか、興味深く聞かせてもらった。最終的な感想としては、この相談者の完全な処方箋にはなっていないかなと言う感じである。

 

神は細部に宿る

 

とは誰の言葉だったか。僕自身もこの言葉にどこかで出会い、いつのまにやらこの言葉を心の中でつぶやくことが多い人生となった。特に仕事では。後は「本質」とか「厳密性」とか、その辺の言葉が僕の仕事人生においては常にキーワードだ。

 

細部、本質、厳密性。

 

これら3つの事柄を仕事の中でキーワードにしていて、考えない筈がない。心配性かどうかは別として、色々な可能性を追求したり、深堀したり、徹底的に精度を上げるという作業はつき物だ。

 

そうして「良い」仕事が可能になる。

 

和尚が「矛先が自分に向いてる」という話をされている。この部分はある意味当たっていて、こうした考えすぎで悩んだり、問題が出てくるタイプの人間は、得てして「何でここまで俺がせなアカンねん」とか、「こんだけやっとんのに、誰もわかりよらん」とか、「こんだけのことお前らできるんか?」というような、独りよがり思考に陥るのだ。

 

保身と言えば保身だが、スタート地点は必ずしも保身ではない。良い仕事のためなのだ。ところが、いつのまにかこのようなネガティブな思いが沸きあがる。

 

思慮深い、配慮、細やか。まあ、そうなんだけど、結果として「いいように使われてるだけちゃうん?」ということ。

 

僕が和尚の処方箋を聴いていて「これは違う」と思ったのは、「目標を持つこと」と「毎日の反省」の2点。って全部やん。(笑)僕はこの処方箋を和尚が出したのが不思議だ。

 

目標とか、自己反省って、ぜんぜん仏教的じゃない。

 

この相談者の場合、変に今のまま目標立てたり自己反省していたりすると、病む可能性がある。自律神経障害やうつ病だってありえる。実際、僕は前者になったし。しかも、気づかずして。

 

考えすぎる人、心配性の人がその考えるエネルギーの降り向け方を変えるのは容易ではない。頭の中で矛先を変えても変わらない。そういう性格なんだもん。

 

それより心配なのは、この相談者はそれによって眠れないとか、休みの日も考えちゃうとかの方。ホント、病気になるよ。目標とか自己反省とかしたら、余計考えちゃうし。しない方が良いと思う。

 

僕は、メイラックスという薬を飲みながら、ようやく考えすぎて睡眠障害や、そこから来る免疫低下などに対処できつつある。しかし、薬から離脱していくのに大事だと思っているのは、仏教の言う諦観。この世の全ては縁起の法則によるものだ。とか、要するに「手放す」こと。

 

僕は和尚の言うことは一般的に考えすぎちゃってなかなか行動に移せない人には、すごくいいアドバイスだと思う。しかし、眠れない、休みの日も考えてしまうという悩みを持つ人には、もっと違うアドバイスが必要だったんじゃないかなと思った。

 

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