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ボンヤリズム

Life is the dancer and I am the dance.

【コト】WBCをやってる時期だからこそ観たい動画と言いたいこと

コト


20170306【神様に選ばれた試合/WBCでイチローを襲った地獄】

 

野球が好きだろうが嫌いだろうが、この動画から学べることに気づけない人は損。

 

もちろん長い動画なので、最後まで観れない人はいるだろうし、そもそも野球なんてものから何かが学べるのか?という懐疑的な人がいることも分かるので、それはそれで別に問題ないし、スルーはあり。ただ、損なだけ。

 

事実、僕はこの動画から学びと気づきと感動を得た。かけがえのない。

 

この動画はいくつか伝えたいことが分かれていると思うが、まず一つ目は「仲間」という意識についてである。

 

イチローが不振にあえいでいる時にその不振に何かを感じ、それに対して何かをしようとしていたチームメイトがいるということのすごさに戦慄を覚えた。戦慄ということばわかりにければ、鳥肌が立つ思いだということだ。(関西では"さぶいぼ")

 

この意識、なんとか自分の職場に持ち込めないかなと考えながら観ていたが、やはり一人一人の持つ能力の高さが技術だけじゃないく、精神的なものも含めてのものなんだなと思うと、若干の絶望感を覚えた。

 

以前、国会議員が「素晴らしいスポーツ選手は頭がいい。」みたいな発現をして、バッシングを受けていた記憶があるが、僕はそれは正しいと思う。その頭の良さというのは、勉強ができるかどうかではなくて、いわゆる他者の立場に立てるか?その気持ちを汲み取ろうとする意識があるか否かという意味でだ。

 

二つ目は監督やコーチの立場だ。

 

僕は今部署を管理する立場として、この動画を観ていて、一体原監督は何をしていたのかがすごく気になったのだが、あまりそこには触れられていなかったのは残念だ。ポテンシャルの高い、もともと技術力や精神力に優れた選手たちは、自分たちでそれなりのレベルのことを自分たちで解決していく中で、管理者として何を感じ何をしようとしていたのか?そこはすごく気になったが、残念ながら番組では触れられていなかった。

 

原監督の監督としての実力を判断する立場に僕は全くないが、もともとレベルの高い人たちを管理することと、そうでもない人も混じった組織を管理する人も含めて管理することの違いがこの動画から何らかのヒントが得られれば良かったなとは思う。

 

ただ、山田コーチの「僕の責任です。」には涙した。僕も自分の職場で起きた問題は、何がどうあろうと僕の責任なんだなと改めて思い直した。特に、野球の世界は結果だから、ある意味わかりやすいよね。僕の世界は分かりにくいけれど、それでもやっぱり僕の責任なんだな。


三つ目はドラマ性ということ。

 

こうしたドキュメンタリーチックな番組を観るにつけ思うのは(チックというのは結局は演出がされているから)、後から思い返したらそうであって、その瞬間にそんなこと本当に意識に上っていたのか?ということ。なので、結局は、それぞれの人たちがそれぞれの能力の中で、もともと持ちえた感覚をその瞬間に使えた結果としての振り返りだということを忘れないようにしたい。


その中でも、大事なことは、どんな組織でも「何か一つの目標に向かった時」が、最大の力を発揮するということだということ。ここすごく大事なポイントだと思う。

 

長くなってしまったが、ついでにどんどん書いておく。

 

四つ目は自己の振り返り、事象の振り返りとその能力について。

 

プロの中のプロは、やはりリフレクション(振り返りor反省)が素晴らしい。スポーツって一般的な仕事と違って、すごく短い時間で心理的な変化が起きる世界だと思うんだけど、一人一人の選手がちゃんとその短い瞬間に起きた自分の心理変化を理解して、しかもそれをどんな意味があったかを理解している。そこはすごいなと思った。


スポーツ好きな人はその辺も好きなんじゃないかな。そこまで考えスポーツを観たら、スポーツはもう哲学だよね。パラダイムシフトだね。

 

長くなったので、そろそろ終わるけど、最後に取り上げたいのは、動画では取り上げられていなかった負けた韓国の選手や首脳陣のコト。彼らも同じように様々な葛藤や苦しみの中にいたということを忘れてはいけないし、そこに至る過程の中に、日本の選手が感じたような様々なことが同じレベルで通り過ぎていたということを考えないのは、同じ人間として失格だと思う。

 

それは右か左かの問題じゃないよ。

 

右か左かを決める際には、必ず中央という基準が必要なんだ。その中央を参照できるかどうかで、意味のある右か左かが決まる。その中央ってのが何なのか?それをじっくり考えるきっかけになる動画だと僕は思う。特に、イチローが勝ち越し打を打った後の、韓国チームの監督の顔を見ると、それを思わざるを得ない。

 

ということで、実際にどれほどの人がこの動画を最初から最後まで観るかは分からないけど、僕は大きな学びを得ることができた。

 

Life is the dancer and I am the dance.