ボンヤリズム

Life is the dancer and I am the dance.

【仏教】自己とは穴である 〜南直哉和尚三たび〜

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自己とは穴のようなもの。穴を出せと言われても出せないが、在るには在る。

 

 この話はよくわかる。というのも、すこしイメージは違うが似たようなことをEckhart Tolle氏の"A New Earth"で読んだことがある。

 

自分の部屋が在る。と言うときの部屋とはどんなものか。四方を壁に区切られた空間だ。部屋とは実在しないが、区切られることで存在しうる。

 

穴の例えとこの部屋の話は同じだ。

 

他者に囲まれることで存在が立ち上がる自己。すなわち関係性によって立ち上がる自己という考え方だが、南和尚はその点について、さらにこう補足する。

 

AとBがあってその間に関係性が生じるのではなく、関係性が最初にあり、その関係性がAとBを規定する。

 

人間の体を思った。体は細胞の塊であり、細胞は関係性の中に存在し、関係性により一つの臓器を作り、結果として体という存在を立ち上がらせている。

 

細胞AとBが存在し、そこから関係が生まれるわけではなく、関係性の中で規定され、その規定が何重にも重なり、臓器という存在を生む。

 

私たちの物理的な身体さえ関係性の産物なのだ。もしかしたらこうした考えを発生学的に考えてみるのも面白いかもしれない。

 

最後に南和尚は他者との関わりの持ち方について具体的な方法論にも触れているが、これだけ深い話をしながらその方法論は結果的にとても日常的な行為に戻ってくる。

 

日々の生活の中に仏教の深淵を観る。そんな感覚がこれからの生活に組み込まれればこれはとても幸せなこと何じゃないかなと思う。

 

Life is the dancer and I am the dance.

 

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