ボンヤリズム

Life is the dancer and I am the dance.

【読書】出世する人は人事評価を気にしない

 

 

僕はサラリーマンから医療技術者に転身した身だ。サラリーマン時代は、良く先輩方が「同期のあいつが」とか、「あいつが新人だった時に教えてたやつが上司」とか、そんな話を良く聴いていて、ふーんと思っていた。

 

サラリーマンにとっては出世って大事なんだろうかね。僕はもともとそんなことに興味なくて、一人気楽に働ければよいと思っているタイプ。ではなぜ、こんな本を読んだのか?

 

単なる技術者が、その技術者集団をまとめる立場に立ったからだ。そういう立場に付かせるときに、組織は昇進させるわけで、僕もなんか中途半端な役職名が付いている。(一般的には考えられないような不思議な役職なんですよ。ホントに。)

 

で、やはりそういう立場に立ったがゆえに見えてくる組織のダメな部分ってあって、僕はそこを健全化したいと本気で思っている。そうしようとすると、どうしても出世が必要になる。というわけでこの本に手が伸びたわけだ。

 

読んだ感想としては、たいして役立つ本ではなかった。いや、内容がだめとかじゃない。僕が働く組織が当てはまるレベルにない話が書かれているという話で、いわゆる個人営業レベルであまり当てはまらない大きな話が中心だった。

 

おそらく僕が前にサラリーマンしていた会社に居たら、相当に役立つ本だっただろうなと思うけどね。

 

ただ一つやっぱり重要だなと思ったのは、「視点の高さ」に関する記述だ。これはどんな仕事においてもすごく大事なポイントだと思う。スカイツリーの上から下を眺める場面を想像してみたらわかりやすい。(関西ではハルカスかな)

 

空間的視野が広がるでしょ?あーなるほど、この町とあの町はこの位置関係にあって、その間にはこんな道路が走っているのか。って頭では知っていたことも、視覚的に一発で理解できる。

 

プラス時間的視野も広がるでしょ?あーあの環状線を車があーいう風に走ってるのか。とか、あの電鉄はそういう線路の敷き方で走ってるのね?とか。

 

その二つを組み合わせると、見えないことが見えてくる。それが視点の高さだと思う。

 

僕はこの視点の高さが経営陣には必要だし、現場の仕事で結果を出すだけの管理職から出世する際の能力の一つだと思う。ま、それと人事評価を気にしないってのは、僕にはちょっとつながらないんだけどね。

 

特に僕の所属する組織で人事権を握ってる人には、視点の高さが感じられないので、あまり僕がその辺気にしようが気にしまいが、元々「そんなの関係ねー」ってところがあるので。

 

自分のために高い視点は持ち続けたいし、同時に目の前の仕事で結果をだしていく。ただそれだけをしていけば、もしかしたら出世するかもしれないな。程度で僕は十分かな。

 

大きな組織におられて出世をしたいと思っている人には、一度読んでみる価値のある本かもしれない。

 

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【仏教】物事の取り組み方を根本から変える思考|大愚禅【一行三昧】 大愚和尚動画より


物事の取り組み方を根本から変える思考|大愚禅【一行三昧】

 

~三昧って良く言うけど、これ禅の言葉だったのかと知ったときは驚きだった。多分、その辺りがきっかけで禅の事を意識するようになったと思う。

 

さて、一行三昧だが、僕は子供の頃からこれが大の苦手で、遊ぶこと以外は何にも集中してすることのできない子供だった。

 

授業中もシャーペンをロケットに見立てて発射させ、空中に持ち上げて先っぽを外し燃料タンク分離!とか言いながら遊んでたタイプだ。机に穴を開けて、BB弾の玉でゴルフしたりもしてた。

 

習い事はひとつも続かず。勉学も全く成果でず。取り柄はちょっとだけ運動神経が良かったことくらいかな。ちょっとね。

 

さて、そんな子供が紆余曲折を経て、なぜか人をマネジメントする立場になってる。社会人になってからは、どちらかというと高評価を受けることが多くなった。子供の時とのこの差は何か?

 

ターニングポイントは留学だったと思う。留学先で入学した大学は卒業できなかったけど、その準備コースでの学習や大学での授業は確実に僕の性格を変えたと思う。

 

ポイントは「今できるレベルでできることをきちんとやれば評価される。」ということだ。

 

日本ではそんなのなかった。どんどん進む授業。他の生徒と比べる授業体系。皆の前で恥をかかされる教育。親が涙を流す面談。

 

留学は僕にとって、はっきり言って日本からの「逃げ」だったけと、逃げて良かったと思う。逃げられる経済的基盤を持っていた親に頭が上がらない。尊敬するかどうかは別にして。

 

なんでこんな話をするかというと、一行三昧を語るときにもうひとつ大切なのは、その行が自分に適した行なのか?という問いが必要だからだ。

 

今ここで自分ができる範囲の事を、きちんと適した内容に取り組んでいるのか?ということが大事だ。

 

例えば、今僕は大量に仕事を抱えている。短期的に結果を出すものから、10年後を見据えたものまで多種多様だ。臨床もやっている。そして僭越ながら、それぞれでほぼ結果を出してきていると自分では思っている。

 

多くの仕事を抱え、同時に一行三昧になる方法は何か。とても具体的な例を出す。

 

  • とにかくメモを忘れない。外部記憶に出してしまう。
  • すぐに手を付ける。僕の場合手を付けることで大抵の仕事の完成系が8割見える。
  • 時々、机や書類を整理する時間を持つ。これをすると案外頭も整理される。

 

和尚が言う一心不乱だとか夢中になるとかいうレベルまでは行かないけど、一つのことに集中する工夫は人によって色々あると思う。この前紹介した莫妄想だって、一行三昧に必要なこと。

 

今ここで起きていることに集中して生きることを実感したいね。

 

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【コト】成熟産業の変革に取り組む起業家たち~イタンジ伊藤×ミスターミニット迫×ラクスル松本 グロービス動画より


成熟産業の変革に取り組む起業家たち~イタンジ伊藤×ミスターミニット迫×ラクスル松本

 

こうした動画を無料で配信してくれるグロービスさんには感謝だ。

 

僕自身は起業したいとかこれっぽっちも思っていない、いわゆる一医療従事者なのだが、医療という業界がある意味成熟産業であるという意識から、この動画を観るに至った。(グロービスさんの動画を全部観るわけじゃないので)

 

まず、今だに店舗からの売り上げが手紙で本社に送られてくる会社があるという話で吹いてしまった。というのも、僕が今の職場に来た時が、手紙まではいかないにしてもほぼすべてが紙ベースだったからだ。

 

実は今だにその部分は残っている。サラリーマン時代に台頭してきたネットを使って、BtoBやBtoCの新規事業に携わった僕には、まさに石器時代の職場環境である。

 

昨年からシステム担当者としてエンジニア畑の人が一人来たが、ネットワークの構築どころか、単なるPC修理屋になってしまっている。僕からも何度か職場内のイントラネットを活用してグループウェアやメールでの情報共有化を進めましょうよとチクチク刺しているのだが動きがない。

 

まあ、僕の部署にも問題があって、医療技術者なんでみんなPCが使えない。ショートカットキーなんて、「え?ショートケーキ?」みたいな感覚。皆に一台ずつPCがあるわけではないので共有PCを2台使っているのだが、作ったファイルはデスクトップにとっちらかしていて、定期的に僕がサーバーに整理する。

 

こんな細かい話をなぜするかというと、動画にもあるがこれって「企業文化」なんだよね。確実にネットワークを活用して、新たな創造的取り組みをしている病院なんて必ずあるんだけど、うちにはそうした発想を持つ人がいない、文化がない。

 

医療介護の世界は全てにおいてそうだ。まあ、ビジネスチャンスなのかどうかわからないけど、地域包括ケアが声高に叫ばれている業界で、医療と介護、医療と医療、介護と介護がもっと効率よく一人の患者・利用者の情報を共有できることにネットを活用しないのは、やっぱり時代遅れ。

 

個人情報の問題があるという話もあるけど、メリットどデメリットで考えると、個人情報の管理をするシステムをちゃんと作れば、共有化されるシステムがあるほうが絶対いいと思うんだけどなあ。まあ、この辺はマイナンバー制度なんかの前例があるから、慎重にならざるを得ない部分はあるのかもね。

 

とにかく、個人レベルでの情報リテラシーの格差とともに、業界レベルでの情報リテラシーの格差もこれから大きくなると思う。その時に、自分自身のリテラシーの質を挙げておくことが大事だなと思う。どんな業界でもいずれ必要になるから。

 

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